Dec 21, 2009

2009/12/21(金) Y.Mより 2009/12/18(金) 福井市 スマイルバスと「ふるさと創生事業」について

福井のコミュニティバス「すまいる」の課題と「ふるさと創生事業」

� 自分の住んでいる町の行政サービスや施設、福祉バスについて住民として無駄と思えるものはあるか?

ここでは、以前の講義でも取り挙げられていた、福井のコミュニティバス「すまいるバス」の存在意義について考えてみたいと思う。

私は、福井市出身であるため、「すまいるバス」の存在は、講義で取り挙げられる以前から知っていた。「すまいるバス」の運行が開始された2000年当時、「どこまで乗っても100円」という低料金設定は大変衝撃的なものであり、中学生であった私は、同級生と福井駅前に遊びに行く際には、必ずと言っていいほど「すまいるバス」を利用していた。しかし、最近は、高校1年生の時(今から4年前)に1度利用したのを最後に、「すまいるバス」を利用することはほとんど無くなってしまった。つまり、私自身の生活から、「すまいるバス」は必要無くなってしまったのである。

「すまいるバス」を利用しなくなった理由には、次のようなことが考えられる。

まず、1つ目は、自宅からバス停までの距離が遠いということである。中学生の頃は、中学校からバス停までの距離が大変近かったため便利であったが、私が進学した高校の近くには「すまいるバス」のバス停がなく、自転車で福井駅前に行った方が早いという環境になった。

2つ目は、「すまいるバス」で目的地(学校・娯楽施設等)に行くことができなくなったということである。つまり、「すまいるバス」の利用以前に、「すまいるバス」の行き先(福井駅前・公共施設等)を利用する機会が激減したのである。このことは、福井駅前と郊外ショッピングセンター、あるいは公共施設のあり方にも関係してくる問題であろう。

最後の3つ目は、自家用車を利用することが増えた(運転免許を取得した)ということである。福井県など地方都市の多くは「車社会」である。そのため、たとえ「すまいるバス」のような低料金の公共交通サービスがあったとしても、利便性の面で上回る自家用車と競合することは非常に難しいことなのである。私自身は、このことが「すまいるバス」を利用しなくなった最も大きな理由の一つだと考える。

� どうしたらもっと便利になるか?

「すまいるバス」が誕生して来年でちょうど10周年を迎える。そこで、私のような市民でも「すまいるバス」を利用したくなるような工夫、例えば、路線変更等の変更やイベント(すまいるバスと商店街のタイアップイベント)を、市民に見える形で行っていかなければならない。

以前、レポートで武蔵野市の「ムーバス」について調べたが、武蔵野市はただ単に「ムーバス」という公共交通サービスだけを市民に提供したのではなく、結果的には、そこから派生して誕生したサービス(吉祥寺駅前の商店街とムーバスがタイアップして誕生した無料駐車場「ムーパーク」)の提供にも成功している。つまり、「すまいるバス」についても例外ではなく、工夫次第で、自家用車の利便性にも勝る魅力を生み出すことができるのである。

�県立大の施設、サービスの問題はなにか?

以前、交通アクセスの面で問題を感じたことがある。私は、運転免許を取得する1学年までバスで通学をしていたのだが、初めてバスを利用した時、料金があまりに高いことに大変驚いた(料金は、福井駅前ー県立大間で大体750円位だったように思う)。

私は、それまで、「すまいるバス」以外の交通サービスをあまり利用したことが無かったため、しばらくは「まあこんなものなのだろうか」という認識でいた。しかし、その後、知人から、「他県のバスや電車の料金は福井よりとても安い」という話を聞いて、やはり、福井の交通サービスの料金は比較的高いのだということを知った。

前述した通り、車社会の福井において、バスや電車といった交通サービスの利用者が少ないということは理解できる。そして、利用者一人当たりが負担する金額が多くなるということも理解できる。しかし、交通サービスは、経済的な問題や身体に抱える障害の影響で運転免許を取得できない学生(留学生も含む)にとって、たった一つの足となる。こういった人々の負担は軽減させるべきである。

そこで、先ほど挙げた「すまいるバス」で、福井駅前ー県立大間の路線を作るというアイデアもある。そうすれば、福井駅前から県立大に向かう学生だけではなく、県立大から福井駅前に向かう学生も増え、両者の利害は一致するだろう。

�永平寺町はどうか?

以前の講義で、永平寺町のコミュニティバスの現状について学んだ。そのなかで、問題点として挙げられていたのが、「公共施設ばかりを巡回する」というものであった。

永平寺町には、永平寺や手繰ヶ城山古墳などと言った文化遺産が多く点在する。 時刻表を見る限り、現在、永平寺町のコミュニティバスでは、これらの文化遺産を巡回していないようだが、観光名所でもあるこれらの場所は是非巡回するべきである。他にも、住民のための路線と観光客のための路線を別々に作るのも良いかもしれない。

�貴方の町は「ふるさと創生事業」の1億円で何をしたのか?

私が調べた限りでは、私の町・福井市は、「ふるさと創生事業」によって得た1億円で、1991年に「福井市東山健康運動公園プール」を建設している。「福井市東山健康運動公園プール」は、現在も多くの市民のいこいの場として、大変人気のあるプールである。

また、同じ福井県の丹生郡・織田町(現・越前町)では、町の太鼓文化のシンボルとして、当時西日本一の五尺の大太鼓「明神」を製作している。これを契機として、町民による創作和太鼓集団O・TA・I・KO座「明神」を結成し活動を開始した。

以上のことから、福井県における「ふるさと創生事業」での1億円使用は、他県と比較して大変効果的だったと言えるだろう。

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